記念すべきインタビューリレーのトップバッターは、弁護士の米澤章吾さん。

面識はあったものの、まだよく存じ上げなかったのですが、こちらの色々な質問にも快く、オープンにお話いただき、とても素晴らしいお話をたくさん聴くことができました。

米澤さんは、2014年に独立されて弁護士事務所を経営されており、労働問題解決の弁護士として様々な方面でご活躍されている方です。

昨年にはご結婚もされ、Facebookには、自然となごみ系の記事投稿が多くなったとか。

(以前は、クリスマスくそくらえ的な、笑えるシュール系の切り込み記事が多かったようで、以前のシュール記事のファン層からは、結婚後の幸せなごみ系にシフトし、責め立てられているようです笑)

さて、色々とインタビューする中で気づいたことは、この人はとても芯の強さと気配りを兼ね備えている人なんだろうなということ。

学生時代は、平均的・均一的な教育・勉強の面白くなさを感じ、学校教育に従わない態度が先生に目をつけられたりした時期もあったようですが、少しでも学校が楽しめるように、少数の分かり合える友人と、もっと学ぶことが楽しくなる、面白くなるような色々な工夫をされていたようです。

普通であれば、先生に好かれようとか、嫌われないようにしようと守りに入り、言われた通りにやるなど、自分の心の声を大事にしなくなる人が多いと思いますが、良い意味で迎合せずに、自分の感覚に従い、自分軸を保ちながらも、どうすれば少しでも勉強が楽しくなるか?を考え、工夫されていたことに、芯の強さを感じます。

そんな学生時代の原体験は、現在の弁護士での業務にも活きていて、どうやったら、法律が堅苦しくなく、わかりやすく面白く、自分事にできるかという視点で常に講演をされているとのこと。

そんなお話をお伺いする中で、最も深く共感したのは、他人と均一的・平均値で競う世界ではなく、個性とか自分らしさの発揮を大事にされているという点です。

これまで私たちが小さい頃から教えられてきた、均一的な教育や、その中での競争は、もし良い成績をとっても、いい大学やいい会社に入っても、どれだけ収入を得ても、どれだけ社会的なステータスを得ても、次々と上が現れ、キリがない世界です。

均一的な教育や仕事は、自分の興味がないことでもやらないといけない、やらされ感が満載で、一人一人の個性が重視されないために、何よりも自分の心が楽しくないし、ワクワクしない。

そして、こういった世界にいると、いつ負けるかと内心ビクビクするし、失敗を恐れるし、優越感と劣等感の狭間にいるので、なかなか心の平安が得られません。

もちろん、負けたら負けたで、劣等感に苛まれ、自分はダメだとか、才能や能力がないとか、価値がないとか、そんな感情に陥りやすくなります(本当は、人が決めた平均値からズレているだけなので、そんなの幻想なんですけどね)。

また、こういった世界では、常に人との比較の中にいるので、周りからの評価を気にしてしまい、本当の意味で人と幸せな関係性を築くことも難しくなっていきます。

私たちの多くは、勝った時や評価された時の、一瞬の高揚感を得たくて、それが幸せの「全て」だと勘違いしてしまったのかもしれません。いわゆる、アドレナリン中毒です笑。

それも一つの幸せの形かもしれませんが、アドレナリン中毒のストレスフル社会に疲れた多くの現代人たちが望むのは、平均値で競う世界ではなく、一人一人の個性を発揮し、調和を大事にする社会。

そして時代は変わり、アフターコロナ後の新しい時代は、こういった競争社会ではなく、一人一人が本来の個性を発揮する時代が本格的にやってきます。

米澤さんご本人は、挫折だらけの人生だった、とおっしゃっていましたが、色々とお話をお伺いする中で、彼は個性を無視した世界を嫌だというご自身の感覚を大事にし、そこから自ら一線を引きつつ、時に強烈な個性を発揮して、コアなファンを掴んでいるんだな、と感じました。

そういう意味で、彼のいう挫折は、「自分らしく生きる」という本当の幸せを掴む良いきっかけになったのだと感じます。

ようやく今、人との心地よい距離感がわかり、日々の楽しみや幸せを発信し続けながら、自分に合う人たちを引き寄せて、幸せに暮らしている米澤さん。

平均値からみての優劣や、「人から見て」良い、悪いではなく、

あなたはあなたのままで、素晴らしい」ということ。

そして、自分らしく生きる道もあるんだよ、ということ。

もし、学校や会社など社会生活を送る中で、アドレナリン出まくりでお疲れ気味であれば、

一つの参考材料としていただければ幸いです。

本日も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今日もあなたの日々の幸せを、心よりお祈りしています。

オールライフケア合同会社 花水 結香