先日、以前から興味のあった、とあるアート教室に行ってきました。

絵を描いている時の心理的効果、ヒーリング効果、瞑想状態、才能開花(脳力開発)などの

さまざまな効果は知っていましたが、実際に体験し、自身で確かめるためです。

実際に描いていると、自分の心の中が解放されて、とても癒されます。

そして、落ち着きなく色々と考えている思考も、

徐々に静まってきて、自然と瞑想状態に入っていきます。

脳(特に右脳)の良いトレーニングにもなり、能力開発や才能開花にも効果があることは

大学の研究でも検証済みのようです。

今後、心理×マインドフルネス×アート×自己実現を組み合わせた講座やワークショップも考えていますので、ご興味ありましたらぜひまずは体験にお越しください(夏くらいからを考えていますので、別途体験講座の準備が整いましたらご案内します)。

さて、

今回のアート教室に来ている受講者の方たちの絵を拝見したのですが、

皆さん本当にお上手で、個性ある色合いや構図など、其々にとても素敵な絵を描いていらっしゃいました。

ですが、

最後に自分の描いた絵を発表し、講師の先生から、「描いてみてどうでしたか?」と質問されると、

皆さんなぜか、

「私はここができなかった、もう少しここをこうすれば・・、ここが難しくてできない」

と、できていないことや難しいこと、自分の欠点を並べるんですね。

こんなに上手なのに、こんなに美しく可愛らしい絵を描くのに・・と思いましたが、

いかにも日本人らしい感想です笑

もちろん謙遜も入っていると思いますが、

これまでの教育や社会の中で培われた、

無意識的に「できていないこと・やれていないこと」に

意識を向ける思考習慣は、ここでも多くの人に顕著に現れているなと感じました。

中には、私と同じように初めての受講生の方もいたのですが、

先生も他の受講生の方も認める大変上手な絵を描く方なのに、

なんと絵には苦手意識がずっとあったのだとか。

いつか描いてみたいと思いながら、絵には苦手意識がずーっとあって

なかなか踏み出せなかったのだそう。

聞くと、

小さい頃、美術の授業で、学校の先生に自分が描いた絵を

ひどく指摘され、何度も描き直しをされたようで、

それがトラウマになっていたようです。

私たちは幼い頃、親や先生など周りの大人たちから指摘された欠点が

多かれ少なかれトラウマになったり、

「自分にはできない、やれない、無理」といった意識や思考パターンを

持つようになります。

ですが、幼い頃に指摘された欠点は決して真実ではなく、その指摘した人固有の

狭い視点、バイアスが入っています。

別の人にとっては、その欠点が魅力に思えるし、長所に思えたりする。

違う視点から見れば、全然欠点じゃなかったりするものです。

だから、「自分には才能がない、できない、やれない、無理、」と思っているとしたら

本当にもったいないことだなと思います。

本当は素晴らしい才能があるのに、その才能が奥深くに眠っちゃっているから。

やりたいなと思っているのに、自信がなくて、苦手意識があって

やれないと思っているとしたら、全くそんなことはない!ということをここで強くお伝えしたいと思います。

欠点も長所も表裏一体。見方によっては、魅力にも長所にもなり得ます。

新年度は新しいことを始める絶好のタイミング。

この機会にぜひ、これまでやりたいと思っていたことの扉を開けて

一歩進んでみましょう!

はなみ ゆうか(そもそも絵に、正解も不正解もないよね。そこにはそれぞれの素晴らしい個性があるだけ。)