2月も下旬になり、寒さが和らぐ日も出てきました。

春が着々と近づいているのを感じます。

春といえば、4月から新年度を迎える企業も多いのではないでしょうか。

新年度は、会社にとっては大きな節目となりますので、

人事異動があったり、それに伴って業務の引き継ぎが発生しますね。

異動して新しい仕事をするときや、異動はしなくても担当業務が変わるときは、

なかなか慣れず、色々わからなかったり、不安になったりすることもあるでしょう。

特に、昇格したり、いきなり大きな案件やプロジェクトを担当する場合は、

初めてのことでよくわからない上にプレッシャーも多く、

一時的に大きなストレス負荷がかかると言われています。

ここでよく起こりがちな例として、

新担当者と旧担当者の間での引き継ぎや、

新しく異動してきた人と一緒に仕事をする中で、

これまでやってきた業務内容やそのやり方・あり方を批判・非難する(or される)といった

状況・場面をよく見かけます。

「なぜ、こんなやり方で業務をやっているのか、間違っている!」云々。

言われた方は萎縮するし、言う方はめちゃイライラしている汗。

新しい仕事をする上での不安やプレッシャーの中にいると、

そういう発想になってしまうのも仕方ないことですが、

ストレスを限りなく減らして、スムーズに、心地よく新しい仕事に馴染んでいくためには、

少し視点をずらして、その仕事を見てみることをお勧めします。

どういうことかというと、

その今の仕事は、過去にその仕事に携わってきた全ての人たちの積み重ねで出来上がっていますよね。

その全ての人たちの、その時々の努力や工夫、知恵や叡智の詰まった結晶が、

今あなたが目の前にしている仕事なんです。

そうやって、これまでの歴史を少し想像してみるだけで、

あなたが今、目の前にしている仕事は、例え不完全なものだったとしても、

感謝の気持ちが生まれてきませんか。

今、目の前にしている物事は全て、先人たちの努力や叡智が詰まった過去の結晶です。

過去の産物なので、残念ながら今の状況にはもう合わないものかもしれません。

ですので、その仕事をあなたが受け継いで、今の状況に応じて改善していく。

例え、それがこれからエラーを起こしうるものだったとしても、過去の状況においては問題

とはならなかったのだから、ある意味最善だったわけです。

もしあなたが、その仕事を一から作ろうとしたら、とてつもない労力が必要なはずです。

それを、過去の先人たちが、少しずつ工夫や知恵を凝らして、積み上げてきてくれたおかげで、

一から作るときとは比べものにならないほど、やりやすくなっているはずです。

過去の担当者が悪いとか間違っているとかではなく、

過去の先人たちが積み上げた結晶を感謝して受け継いで、自身がさらに改善を加え、

次の世代にまた流していく。次の世代の人たちは、あなたが改善を加えたことで、

さらにやりやすくなり、喜びが増える。

そんな大きな流れの視点で、今目の前にある仕事を考えてみませんか。

新年度を迎えるにあたり、何かご参考になれば嬉しいです^^

私はマンボウが明けて、川辺でのんびりお花見するのが楽しみです^^

はなみ ゆうか